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耳鼻咽喉科:増田 博範

難聴で困っている、補聴器についてよくわからない、補聴器を購入したがさっぱり聞き取れない、こういう訴えは実に多くあります。この補聴器について少しだけお話をさせていただきます。


上手な補聴器の使い方
会話では正面で顔を見て、十分な声で話してもらうのがよいでしょう。
テレビは十分聞き取りやすい音の大きさで、2〜3m離れたところで見るのがよいでしょう。
補聴器では解決できないことがあります
補充現象:大きすぎる音が大変うるさく聞こえること。
語音明瞭度の低下:十分大きな声でも言葉を聞き間違えること。
これらは難聴の方にみられるもので、補聴器では解決できません。
また、残念ながら加齢に伴う記憶力や理解力の低下も考慮に入れなければなりません。

急に聞こえなくなったら?
補聴器をつけても聞こえが悪くなった場合は、病気になったか補聴器が故障したかのいずれかです。
一般的に難聴は急に悪くなったものはすぐに治療すれば回復する可能性があります。しかし、2ヶ月以上経過するとほとんど治りません。難聴が悪化したら遅くとも1週間以内に耳鼻科を受診してください。

ご家族の方へ
補聴器を使いこなすには、周囲の人の配慮が必要です。補聴器を使っても若い人と同じように聞こえるわけではありません。わかりやすくゆっくり話してあげましょう。聞きかえされた時は聞き取りやすい別の言葉で話してあげるとよいでしょう。
補聴器をつけても遠くの声や大きすぎる声はうまく聞き取れません。ですから補聴器の近くで普通の声で話しかけてあげましょう。
周囲の雑音は補聴器の妨げになりますので配慮してあげましょう。

★難聴・補聴器外来では、さまざまな難聴の診断を行い、その結果に応じて薬物療法、手術療法、補聴器の装用などを検討します。そのためにレントゲン、中耳機能検査、内耳機能検査、補聴器の装用に必要な言葉の聞き取りの検査など特殊な聴覚の検査を行います。
○以前より聞こえにくく、改めて難聴の原因や耳の状況を調べてほしい方
○補聴器を持っているが、うまく使えない方
○補聴器を試してみたい方

このような方は難聴・補聴器外来の受診をお勧めします。
補聴器をお持ちの方は持参し、お気軽にご相談ください。
当院は、厚生労働省の定める補聴器適合検査施設基準に適合した医療機関です。

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